あなたは1日スマホをどのくらい使いますか?
仕事で使ったり、電子書籍を読んだり、SNSやメッセージ、動画、ゲームなど、スマホがあれば何でもできるので便利です。
今やスマホが無いと生活に支障が出るほどに必要不可欠な存在となりました。
でも、逆にそれが『スマホ依存症』となっている危険性もあります。
スマホを見る時間を減らすことは難しいかもしれませんが、方法はあります。
スマホ依存症を克服することで得られるメリットもたくさん。
あなたも一緒にスマホ依存症について考えてみませんか?
スマホ依存症とは
まず初めに『スマホ依存症』について確認してみましょう。
スマホ依存症は、常にスマホを所持し、常に画面の確認や操作をしていないと落ち着かない状態のことです。
“依存”ということなので、特定の物質(モノ)が無くなると、精神的に不安定になってしまう状態です。
正式な病気ではありませんが、スマホ依存症になってしまうと肉体的にも精神的にも悪影響が出てしまう恐れがあります。
スマホ依存症には自覚症状がない人も多いです。
あなたも知らない間にスマホ依存症になっていた!なんてことも。
下のチェック項目を確認して、スマホに依存していないか確認してみましょう。
スマホへの依存度をチェック
あなたがどれくらいスマホに依存しているかチェックしてみましょう。
当てはまる項目が多いほど、スマホへの依存度が高いと言えます。
1.朝起きたらすぐにスマホをチェックする
2.お風呂やトイレにスマホを持って行く
3.周りで着信音がなったら自分のスマホを見てしまう
4.人と会話をしていてもスマホをついつい見てしまう
5.スマホが常に手元に無いと不安になる、落ち着かない
6.外出時は必ずバッテリーを持ち歩く
7.寝る時は枕元にスマホを置く
8.歩きスマホをしている、もしくは常に手に持っている
9.LINEなどのメッセージの返信が来ないと不安になる
当てはまった項目が多いほど、スマホへの依存度が高いことが分かります。
では実際にスマホ依存症になると、身体にはどのような影響があるのでしょうか?
スマホ依存症の症状
スマホを使用している時間が長いと、身体的にも精神的にも悪影響を及ぼします。
ここでは代表的な症状を紹介します。
依存度が高ければ高いほど身体に及ぼす影響が大きいと言えるので、気を付けましょう。
身体面
●眼精疲労、視力低下
スマホの画面を長時間見ることで目のピント調節機能が低下。
目が疲れる、目が痛いという症状が出たり、視力が低下することもあります。
●ドライアイ
スマホを見ている時に、無意識的に瞬きの回数が減っていることが原因。
目が乾く、目がゴロゴロする、目が痛い、という症状が出てきます。
●首こり、肩こり
下を見る姿勢でスマホを長時間操作することで、首や肩の筋肉が固まってしまいます。
血流が悪くなって、中には気分が悪くなる人もいます。
●腰痛
前かがみの姿勢が長時間続くと、猫背になりやすいです。
背骨のS字カーブの形が維持できなくなり、腰への負担が大きくなってしまいます。
精神面
●イライラや不安
スマホが使用できない状態が続くと、精神的に不安定になります。
イライラしたり、落ち着かない、などの症状が出てきます。
●注意力が散漫
常にスマホのことが気になり、注意力が低下します。
外出時などは特に危険が伴うので注意が必要です。
●記憶力が低下
何でもスマホが解決してくれるので、”覚える”という習慣が減ります。
仕事や勉強にも影響が出てしまう恐れがあります。
●睡眠障害
スマホの画面から出る光や、スマホを操作すること自体が脳を興奮状態にしてしまい、なかなか寝付けないことがあります。
布団に入ってからもスマホを見ている人は要注意です。
●うつ病に発展することも
部屋に閉じこもったり、実生活で人と接することが減ってしまうことで、うつ病のリスクも生じます。
うつ病になる前に、定期的に外出するように心掛けるようにして下さい。
スマホ依存による代表的な症状を紹介しました。
健康に影響が出てしまう前に、スマホ依存から脱却しましょう。
では、スマホを見る時間を減らすには、どのような方法があるのでしょうか?
スマホを見る時間を減らす方法
では、ここからはスマホ依存症の対策を一緒に考えていきましょう。
スマホを見る時間を減らすことで、スマホ依存を脱却しましょう。
スマホをポケットに入れない
外出時なども常にスマホを見てしまうという人も多いはず。
ポケットにスマホが入っていると簡単に手に取れるので、すぐに触ってしまうのです。
そういう人は、ポケットではなくカバンの中にスマホを入れておくと良いでしょう。
スマホを使うための心理的な障壁が一つできるので、スマホを触ることを防げます。
家でのスマホの置き場所を固定する
手元にスマホを置いておくと、用事が無くても触ってしまいます。
なので、スマホの置き場所を固定してしまいましょう。
スマホを触るためには、その場所に行かないと使えないようにルールを決めてしまうのです。
そうすれば何か用事がない限りスマホを見る必要がなくなります。
アプリの通知を切る
スマホの中には、たくさんのアプリが入っていると思います。
それぞれのアプリでお知らせがあると「通知」という形で表示されます。
通知が表示されると、急ぎの用事でなくても見てしまう人は多いでしょう。
なので、思い切ってアプリの通知をなくしてみませんか?
本当に必要な通知は残していても構いませんが、ほとんどのアプリの通知は必要ありません。
通知のON/OFFは簡単に設定できるので、必要に応じて使い分けてみて下さい。
SNSを見ないようにする
老若男女問わず、SNSを利用している人は多いと思います。
SNSにも様々な種類や特徴があり、多くのSNSを使い分けている人もたくさんいます。
しかし、SNSを見始めると、知らず知らずのうちに時間が過ぎている経験はありませんか?
多くの人が発信している情報が次々と流れてくるため、どんどん見てしまうのです。
実はこれ、あなたが本当に必要としている情報ではありません。
“情報が流れてくるから見ている”だけなのです。
SNSを利用する時間を意識して制限するか、もしくは思い切って利用しないと決めてしまってはどうでしょうか?
アプリを断捨離する
あなたのスマホの中にも多くのアプリが入っていると思います。
中には使っていないアプリ、使っているが時間を浪費してしまっているアプリなどもあると思います。
また、ホーム画面が整理されていないと、使いたいアプリを探すのに時間がかかってしまうこともあります。
なのでアプリを整理するとともに、必要のないアプリを消してしまいましょう。
スマホを使用する目的を考える
スマホを使う時、何のために使うのかを考えてみて下さい。
調べ物をする、誰かと連絡をとる、ニュースを見る、音楽を聞く、などなど。
でも中には暇つぶしで使っていることもありませんか?
ゲームやマンガ、SNS、動画など、これらの時間が長くなっている人は要注意です。
スマホを見る時間が長くなっている原因を意識して、スマホに依存しないように気を付けましょう。
スマホ以外の物で置き換える
スマホは色々な機能が使えて便利です。
しかし便利なので、逆に使いすぎてしまうこともあります。
アラームを止めるついでにSNSを見たり、ニュースを確認するつもりがゲームをしてしまったり。
このようなことを防ぐために、スマホ以外の物で置き換える手段もあります。
例えば、
・目覚まし機能 ⇒ 目覚まし時計を買う
・時刻の確認 ⇒ 腕時計をする
・暇つぶし ⇒ 音楽、読書、外出する、など
・予定の管理 ⇒ 手帳、カレンダー
・電卓機能 ⇒ 電卓を使う
こうすることでスマホを見る機会を減らすことができるでしょう。
人によって方法は違うと思いますが、あなたに合った対策を試してみて下さい。
では、次はスマホ依存症を克服するとどんなメリットがあるのか確認してみましょう。
スマホ依存症を克服するメリット
スマホへの依存を減らすことで得られるメリットはたくさんあります。
その中でも実感しやすい4つを紹介します。
①集中力が上がる
スマホに依存している状態だと、何か他のことをしている時でもスマホが気になって仕方がありません。
これでは仕事や勉強、場合によっては趣味にも悪影響が出てしまいます。
でもスマホ依存から脱却すると、格段に集中力が上がっていることを実感できると思います。
読書や映画鑑賞をしていても、内容がすんなりと頭に入ってくることでしょう。
②睡眠の質が上がる
寝る前にスマホを見ていると、睡眠の質が下がってしまうことは記事の中でも紹介しました。
なのでスマホの画面を見ないことで睡眠の質が上がることは想像できると思います。
実際の感覚としては、
・寝付きが良くなる
・目覚めが良くなる
・日中の眠気が軽減される
などを感じられると思います。
スマホ依存症を克服するのと同時に、早寝早起きも実践するとより効果的ですね。
③無駄なストレスが減る
特にSNSをよく利用する人は、一定期間だけでも見るのを止めてみると実感できると思います。
SNSは内容に関係なく、どんどんと情報(投稿)が流れてきます。
中には知りたくない情報や、不快な気持ちになる投稿を目にする機会も少なくないでしょう。
例えば僕の場合、あまり好きではない投稿の例として
・自分は不幸だとアピールする内容(周りの同情を誘う系)
・他人に対する批判や愚痴
・かまってアピール(私ってすごいでしょ?系)
僕は、こういう内容は見ていて疲れてしまうので、SNSは見ないようになりました。
でも結果的にSNSから受けていたストレスが無くなり、精神的に楽になったことを実感しています。
④自分と向き合う時間ができる
暇つぶしなどでスマホを使っていた時間が無くなると、思ったよりも時間があることに気付けるでしょう。
その時間を使って、たまには自分自身と向き合う時間にしてみてはどうでしょうか?
・将来のこと(5~10年後とか)
・仕事のこと
・趣味のこと
・家族や大切な人のこと
こういうことを考えて、実際に取組むことも可能です。
時間ができれば、やりたかったことに挑戦もできるでしょう。
ダラダラとスマホを見るのは止めよう!
スマホ依存症の特徴や症状、対策からメリットまで紹介してきました。
内容を簡単におさらいしておきましょう。
●スマホ依存症の症状
・眼精疲労、視力低下
・ドライアイ
・首こり、肩こり
・腰痛
・イライラや不安
・注意力が散漫
・集中力の低下
・うつ病のリスク
●スマホ依存症の対策
・ポケットに入れて持ち歩かない
・置き場所を固定する
・アプルの通知を切る
・SNSを見ない
・アプリを断捨離する
・スマホを使う目的を考える
・スマホ以外で代用する
●スマホ依存症を克服するメリット
・集中力が上がる
・睡眠の質が向上する
・ストレスが軽減される
・自分と向き合える
あなたもスマホへの依存をやめて、新しい世界に飛び出しましょう!
きっと新しい自分に出会えますよ!
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